平成26(2014)年8月1日 開局  
     
   
     
  国民の選択!憲法を見直す大講演会  
   〜憲法改正は今を措いてない!!〜  
 
 
  約900名の参加者の下、日本会議大阪が主催となり、憲法を考える講演会が開催されました。
この講演会は、憲法改正を実現するために、これまで日本会議が働きかけてきた地方議会での意見書決議、や街頭での啓発活動の中間結集の場として。そして、今後再来年の3月まで展開する1000万人署名活動の大阪での呼びかけのスタートとする位置付けがありました。

まずは記念式典が行われ、その後、青山繁晴先生(独立総合研究所 社長兼主席研究員)から「正憲法にてこそ祖国は甦る」と題してご講演を頂きました。

講演内容は憲法一辺倒ではなく、色々な視点から憲法改正の必要性を訴えられました。
また、保守リベラル関係なく変えるべきところは変える必要があり、その点においては立場や意見の違いを乗り越えて協力をしなくてはならないこともあると言われました。
具体的には、9条2項や65条といった個別的なことや、そもそも憲法そのものが公布・施行の年月日が占領中であることから、「made in Japan(日本製)」ではなく、「made in occupied Japan(被占領国の日本製)」であり、英文で作られて、それを和訳したものであるということ。こういった点は、思想に関係なく乗り越えるものであるとおっしゃっておられます。
9条2項に関しては、「国の交戦権はこれを認めない」とあるため、相手が国となると何も出来なくなるので、拉致問題も北朝鮮が「国が関与した」といった時点で何も出来なくなったり、尖閣諸島にしても中国政府の船が出てきているので、海上保安庁が対応するしかなくなっているのです。
65条に関しては、「行政権は内閣に属する」と条文があり、これは結局だれも責任を取らないことに繋がります。例えば、内閣総理大臣に属するとあれば、有事の際に首相が責任を持ってリーダーシップを発揮することもできるのですが、そうはなっていないことに問題があります。

他には新しい憲法をつくる際に注意をする点があり、「憲法は他国とは違う文化を持っている日本では、人の生き方示すものである」ということや、憲法問題に限らず日本の最終責任者は主権者たる我々一人一人であることです。
つまり、日本人一人一人が主権者である自覚を持って、文化・歴史を踏まえて考える必要があるということです。



憲法に関して特に印象に残ったところを記載させて頂きました。
現状の日本の問題点は政治家の責任よりも、何もしなかった主権者である自分達自身であり、これからどうしていくかも、主権者たる自分達自身であることを何よりも認識させられた講演会でした。
青山先生は舞台でしゃべることを良しとせず、同じ高さから一緒に考えるように講演を進められました。
主権者の一人として、「誰かがやってくれる」ではなく、自分でしっかりと考えて行動を起こすということを肝に銘じて、これからの生活を送ろうと思います。



尚、日本会議大阪のホームページにも詳しく書いてありますので、トップページのリンクからご覧下さい。