神政連　神道政治連盟　大阪　大阪府　本部　神政連大阪府本部　神道政治連盟大阪府本部






	安倍首相靖國神社参拝訴訟（大阪）　大阪高裁　第１回　口頭弁論


	傍聴券獲得運動
	平成28年9月15日。抽選を待っている間、原告の一人が「俺は原告だ。前回も外れた。原告が全員入れないのはおかしい。原告だけで抽選を行って入れないのなら理解できるが、一般の人間と一緒に抽選されるのは我慢ならん」等と裁判所の職員に向かって延々と大声をあげていました。優先席の数の差（原告２０席・被告２席）や裁判の公開原則といったことは考えていないようでした。我々は、当然ですが心静かに抽選まで待ち、整然と傍聴券を獲得した方に法廷の中へと進んでいただきました。大阪高裁はいわくつきの場所ですので、多くの方がご協力下さいました。お蔭様で、おおよそ５～６割程の傍聴席を埋めることが出来ました。誠に有り難うございました。

	報告会
	15時30分からは場所を大阪府神社庁に写し報告会が開催されました。中々傍聴に入った方からの連絡がありませんでしたので、少し不安に思いながら待っていました。先ずは、神道政治連盟大阪府本部の衞藤本部長の先導で神殿に拝礼し、大神様にご報告をしました。



	神道政治連盟大阪府本部衞藤本部長の挨拶近畿一円から多くの方に集まっていただき、御協力をいただいた事御礼申し上げます。


	靖國神社山本禰宜のご挨拶近畿地区各府県の神社庁・神政連、日本会議、補助参加の皆様には平素より当神社の事に付き、御尽力を賜り御礼を申し上げます。宮司より、日頃からの並々ならぬ御尽力の御礼と、今後のご支援のお願いをしっかりとしてくるようにと仰せつかっております。本日は、大阪高裁にて開廷の安倍首相靖國神社参拝の口頭弁論が行われました。詳細に付いては、当社の顧問弁護団の一人である岩渕弁護士から報告があります。私からは東京で係争中の２件の案件の日程を報告したいと思います。まず、「安倍首相参拝差止請求訴訟」は原告が宗教家や在日韓国人ということもあり、裁判の引き延ばしを意図し、法廷では自らの歴史認識を繰り返している状況です。この９月５日・１２日の口頭弁論では、両日終日にわたり日中韓１４名の本人尋問が行われました。しかしながら裁判官は１２月２日に結審、来年３月くらいには判決を言い渡す予定と伺っています。次に、平成２５年１０月に原告親族の戦没者名を霊璽簿・祭神簿からの抹消を求めて訴訟を起された、所謂「霊璽簿氏名抹消訴訟」は１２月１２日に第９回・また２月１５日には１０回目の口頭弁論が開廷されます。何れの裁判も中々厳しいものがありますが、国家存亡の危機に立ち向かわれた英霊の名誉と我が国の歴史伝統を後世に継承していくためにも、皆様方のご支援が最も必要ではないかと思うしだいです。靖國神社といたしましては、今後とも有識者・顧問弁護士の先生方、神社本庁等のご指導を仰ぎながら粛々と対応をしていく所存ですので、是非とも引き続きましてのご指導を宜しくお願いしたいと思います。これをもちまして、御礼と挨拶とさせていただきます。本日は誠に有り難うございました。

	神社本庁　平尾渉外課長のご挨拶本日はお忙しい中、多くの方々に傍聴・報告集会の参加と訴訟支援を賜っていますこと、まずもって御礼申し上げます。本来であれば、渉外部長の小間澤が参る予定でしたが、どうしても外せない所用があり来ることが叶わず、急遽私が参ることとなりました。先程お話のあった通り、安倍首相の靖國神社参拝をめぐる訴訟、靖國神社霊璽簿氏名抹消訴訟が靖國神社が被告となって行われているわけですが、彼らの主張というものは、従来からの主張からほとんど変わらず、自分たちの意に添わない・違う考えを認めない。寛容性というものを全く考えない。まさに自分たちの都合・勝手による訴訟を惹き起こしています。その基となっているのが、「靖國神社は戦前軍国主義の精神的な主柱であった戦争神社である」という一方的な決めつけであり、最終的には「天皇制の否定」を視野に含めて活動している人たちが原告活動の中心にいて、こういった訴訟を執り行っています。これについては東京で行われている訴訟も同様であります。山本禰宜のお話にもありましたが、東京での裁判もようやく目処がついてきました。大阪での訴訟は、ここまで約１年半と非常にスピーディにすすんでおり、そのことが東京での裁判にも影響を及ぼしていると思います。そういった意味では、大阪の訴訟をご支援くださいました皆様のお蔭で、全体がスムーズに進みだしていると我々はと理解しております。原告（控訴人）が次回の結審を経て出される判決をどのように考えるかは分りませんが、大阪高裁は以前ねじれ判決により、傍論で参拝は違憲だと述べられていますので、おそらくそういったことを狙ってきているんだろうと思いますが、そういったことが行われないよう、スッキリと控訴人の申し立ての却下を望んでいるわけです。これからも皆様方と協力して支援を進めていきたいと思っておりますので、今後とも、御協力の程、宜しくお願いします。


	岩渕弁護士から報告竹野下とは同じ事務所の弁護士で、靖國神社の代理人の一人でもあります。取り扱っている案件は、主に東京での韓国人の合祀取下げ訴訟を担当しており、竹野下とはいつも大阪の訴訟についても、意見交換を行っています。その中で、竹野下が「大阪はいつも皆さんが協力的で、傍聴にも多数来てくれて本当に有り難い」と常々言っておりました。今日も多数の皆さんが来て下さっており、抽選があって入れない人もいたでしょうが、法廷の雰囲気が悪くない状況でした。東京でやっている韓国人の訴訟は、動員をしていただいてはいるのですが、向こうもうるさい変な弁護士がおり、動員をかけているものですから、法廷の雰囲気が非常に悪くなっています。スーツを着たまともな方と得体のしれない人が真っ二つに分かれており、法廷が非常に気味の悪い状況になっています。それに比べると、大阪の法廷は随分落ち着いた雰囲気だなと感想を持ちました。本日の流れを説明しますと、控訴審の第１回ということで、基本的には１審の原告側が「全部負けて不満があります」ということで控訴を起し、控訴状というものをだし、さらに第１準備書面・控訴理由書というものに「控訴の理由はこういうものです」ということを色々と書いてあります。それに対して、靖國神社・国・安倍首相のそれぞれの代理人がそれぞれ答弁書を出したという状態で本日を迎えました。それぞれの控訴理由書・答弁書を裁判所で陳述しました。控訴人は口頭説明とか言って、法廷で色々とやっていましたが、被控訴人は３者とも本件で論じることは同じでして、「法的利益の侵害はありません」ということです。価値判断をして政策を進めているので、好き嫌いや賛成反対ということはあるかもしれませんが、それで法的に賠償が認められたり、参拝したことが違法だ、違憲だという事はないでしょうというようなことを書いてあります。また、今日の法廷で控訴人は、「第１審で憲法判断をしなかったことはおかしい。憲法判断をしないことは司法が逃げている」と盛んに言っていましたが、それらはあの手の原告や控訴人が言う常套句です。憲法判断が絡む場合は「ブランダイス・ルール」というものがあります。これは「憲法判断が避けられるのであれば避ける」というもので、法律の世界では定説です。今日の法廷で「憲法判断を避けるのなら理由をしめせ」と言っていましたが、「避けられるのであれば避ける」というのが日本の憲法学の本にも書いてあるくらいであり、何らおかしいものでもありません。陳述を終えた後、控訴人が控訴審になってから提出した証拠で、「ヘイトスピーチが酷くなった」などという記事などから取ってきたものを、５～６件出してきましたので、それを調べました。それで次はどうしますかということで、控訴人は「平和的生存権についてさらに申し上げたい」と言い、被控訴人は書面に「速やかに結審を求める」や「どう平和的生存権を定義付けようと、それは立たないことは明らかだ」等と書いてありますので、わざわざ口頭では言いませんが、裁判所に伝わるようにはっきりと申し上げてあります。それを踏まえて、裁判所は今後の進め方について合議するということで、裁判官が一度後ろの小部屋に入り数分後出てきました。控訴審については、我々は法律用語で「一回結審」と言っているのですが、これは裁判所が「今日のこの段階で結審します。判決言い渡しは〇〇日です」というパターンがあり、このパターンが控訴審の半分以上を占めていますので、民事の控訴審では一回結審になるかどうかが争点のひとつであり、これは裁判所の腹一つです。こちらとしては、一回結審にしてほしいが、控訴人が騒がないようにもう一回続行しての年内結審かなとは考えていました。合議が少し長引いたので、一回結審もあるかなと思っていましたが、裁判官が最初に控訴人に対して「その書面はいつ出しますか」と言ったので、続行ということが分りました。裁判長は１０月末に提出させて、１１月末に結審をしたかったようですが、予定が合わずに、１２月８日（木）午後２時からということになり、弁論期日が入りました。裁判長は、日程を決めた後に、控訴人に向かって、「次で結審でよろしいでしょうな」と尋ねて、控訴人も苦笑いをしながら、「結構です」と応じたので、先も見えずに進むことはなくなりました。それから控訴人の代理人が４人くらいと本人として僧侶と若者が意見陳述を行い時間を超過してもしゃべり続けたので、裁判自体が長くなってしまいました。そういう次第で、１２月８日に結審となりますので、おそらく判決は年度内ということが想定されます。今日のやり取りを見ていまして、裁判長は結論まで変える恐れはないとは思いますが、大阪高裁では傍論で違憲と書かれた過去もありますので、こちらの関心としても、そうなるのかならないのかという事が、関心事となります。まともな裁判所であれば、ならないと思います。これからは、意見書を見て反対書面を作成していく事になります。次回は竹野下が復帰して、力強く最終陳述をしてくれると思いますので、そういう活動を通じて、変な傍論を書かれないように、靖國神社代理人としても、最大限の努力をしていく所存ですので、これからも皆様方のご協力を宜しくお願いいたします。

	補助参加人徳永弁護士から報告冒頭に、「補助参加の申し出がありました」とありましたので、「これは却下かな」と思いました。地方裁判所と違い、高等裁判所の場合は補助参加の申し立てを却下したらその場で効力を持つとなっています。地方裁判所の場合は却下の決定が出ても、高裁・最高裁で確定するまでそこにいれる（＝補助参加人として参加出来る）という規程になっています。しかし、高裁の場合は勿論上告は出来るのですが、高裁での決まったことはその場で効力が発揮されるので、退廷しないといけません。ただ、あまりにも手際が良かったこともあり、「これは案外、一回結審するかな」という希望も持っていたので、気分的には暗くなることはなかったのですが、１時間もかかって、さらに続行ということを聞いた時は心配になりました。しかし、今先生のお話を聞きまして、進行協議で時間がかかったということは「一回でやめるべきだ」という考えの裁判官もいたという事ですので、先が見えて良かったなと思いました。今後は、同じような展開になるのを分っていて補助参加をするのかどうかという問題があるのですが、まだ出せていない委任状が沢山あり、それらを出さずに終わるわけにはいかないという事情と、裁判所にファイティングスピリットを見せて、どんなことをされても、我々はしがみ付いて、このおかしな裁判を早く終わらせてやるぞという気持ちを見せることも大事かと思い、次回も補助参加を使用と思っていますので、また宜しくお願いします。






	安倍首相靖國神社参拝訴訟（大阪）　大阪高裁　第１回　口頭弁論


	傍聴券獲得運動
	平成28年9月15日。抽選を待っている間、原告の一人が「俺は原告だ。前回も外れた。原告が全員入れないのはおかしい。原告だけで抽選を行って入れないのなら理解できるが、一般の人間と一緒に抽選されるのは我慢ならん」等と裁判所の職員に向かって延々と大声をあげていました。優先席の数の差（原告２０席・被告２席）や裁判の公開原則といったことは考えていないようでした。我々は、当然ですが心静かに抽選まで待ち、整然と傍聴券を獲得した方に法廷の中へと進んでいただきました。大阪高裁はいわくつきの場所ですので、多くの方がご協力下さいました。お蔭様で、おおよそ５～６割程の傍聴席を埋めることが出来ました。誠に有り難うございました。

	報告会
	15時30分からは場所を大阪府神社庁に写し報告会が開催されました。中々傍聴に入った方からの連絡がありませんでしたので、少し不安に思いながら待っていました。先ずは、神道政治連盟大阪府本部の衞藤本部長の先導で神殿に拝礼し、大神様にご報告をしました。



	神道政治連盟大阪府本部衞藤本部長の挨拶近畿一円から多くの方に集まっていただき、御協力をいただいた事御礼申し上げます。


	靖國神社山本禰宜のご挨拶近畿地区各府県の神社庁・神政連、日本会議、補助参加の皆様には平素より当神社の事に付き、御尽力を賜り御礼を申し上げます。宮司より、日頃からの並々ならぬ御尽力の御礼と、今後のご支援のお願いをしっかりとしてくるようにと仰せつかっております。本日は、大阪高裁にて開廷の安倍首相靖國神社参拝の口頭弁論が行われました。詳細に付いては、当社の顧問弁護団の一人である岩渕弁護士から報告があります。私からは東京で係争中の２件の案件の日程を報告したいと思います。まず、「安倍首相参拝差止請求訴訟」は原告が宗教家や在日韓国人ということもあり、裁判の引き延ばしを意図し、法廷では自らの歴史認識を繰り返している状況です。この９月５日・１２日の口頭弁論では、両日終日にわたり日中韓１４名の本人尋問が行われました。しかしながら裁判官は１２月２日に結審、来年３月くらいには判決を言い渡す予定と伺っています。次に、平成２５年１０月に原告親族の戦没者名を霊璽簿・祭神簿からの抹消を求めて訴訟を起された、所謂「霊璽簿氏名抹消訴訟」は１２月１２日に第９回・また２月１５日には１０回目の口頭弁論が開廷されます。何れの裁判も中々厳しいものがありますが、国家存亡の危機に立ち向かわれた英霊の名誉と我が国の歴史伝統を後世に継承していくためにも、皆様方のご支援が最も必要ではないかと思うしだいです。靖國神社といたしましては、今後とも有識者・顧問弁護士の先生方、神社本庁等のご指導を仰ぎながら粛々と対応をしていく所存ですので、是非とも引き続きましてのご指導を宜しくお願いしたいと思います。これをもちまして、御礼と挨拶とさせていただきます。本日は誠に有り難うございました。

	神社本庁　平尾渉外課長のご挨拶本日はお忙しい中、多くの方々に傍聴・報告集会の参加と訴訟支援を賜っていますこと、まずもって御礼申し上げます。本来であれば、渉外部長の小間澤が参る予定でしたが、どうしても外せない所用があり来ることが叶わず、急遽私が参ることとなりました。先程お話のあった通り、安倍首相の靖國神社参拝をめぐる訴訟、靖國神社霊璽簿氏名抹消訴訟が靖國神社が被告となって行われているわけですが、彼らの主張というものは、従来からの主張からほとんど変わらず、自分たちの意に添わない・違う考えを認めない。寛容性というものを全く考えない。まさに自分たちの都合・勝手による訴訟を惹き起こしています。その基となっているのが、「靖國神社は戦前軍国主義の精神的な主柱であった戦争神社である」という一方的な決めつけであり、最終的には「天皇制の否定」を視野に含めて活動している人たちが原告活動の中心にいて、こういった訴訟を執り行っています。これについては東京で行われている訴訟も同様であります。山本禰宜のお話にもありましたが、東京での裁判もようやく目処がついてきました。大阪での訴訟は、ここまで約１年半と非常にスピーディにすすんでおり、そのことが東京での裁判にも影響を及ぼしていると思います。そういった意味では、大阪の訴訟をご支援くださいました皆様のお蔭で、全体がスムーズに進みだしていると我々はと理解しております。原告（控訴人）が次回の結審を経て出される判決をどのように考えるかは分りませんが、大阪高裁は以前ねじれ判決により、傍論で参拝は違憲だと述べられていますので、おそらくそういったことを狙ってきているんだろうと思いますが、そういったことが行われないよう、スッキリと控訴人の申し立ての却下を望んでいるわけです。これからも皆様方と協力して支援を進めていきたいと思っておりますので、今後とも、御協力の程、宜しくお願いします。


	岩渕弁護士から報告竹野下とは同じ事務所の弁護士で、靖國神社の代理人の一人でもあります。取り扱っている案件は、主に東京での韓国人の合祀取下げ訴訟を担当しており、竹野下とはいつも大阪の訴訟についても、意見交換を行っています。その中で、竹野下が「大阪はいつも皆さんが協力的で、傍聴にも多数来てくれて本当に有り難い」と常々言っておりました。今日も多数の皆さんが来て下さっており、抽選があって入れない人もいたでしょうが、法廷の雰囲気が悪くない状況でした。東京でやっている韓国人の訴訟は、動員をしていただいてはいるのですが、向こうもうるさい変な弁護士がおり、動員をかけているものですから、法廷の雰囲気が非常に悪くなっています。スーツを着たまともな方と得体のしれない人が真っ二つに分かれており、法廷が非常に気味の悪い状況になっています。それに比べると、大阪の法廷は随分落ち着いた雰囲気だなと感想を持ちました。本日の流れを説明しますと、控訴審の第１回ということで、基本的には１審の原告側が「全部負けて不満があります」ということで控訴を起し、控訴状というものをだし、さらに第１準備書面・控訴理由書というものに「控訴の理由はこういうものです」ということを色々と書いてあります。それに対して、靖國神社・国・安倍首相のそれぞれの代理人がそれぞれ答弁書を出したという状態で本日を迎えました。それぞれの控訴理由書・答弁書を裁判所で陳述しました。控訴人は口頭説明とか言って、法廷で色々とやっていましたが、被控訴人は３者とも本件で論じることは同じでして、「法的利益の侵害はありません」ということです。価値判断をして政策を進めているので、好き嫌いや賛成反対ということはあるかもしれませんが、それで法的に賠償が認められたり、参拝したことが違法だ、違憲だという事はないでしょうというようなことを書いてあります。また、今日の法廷で控訴人は、「第１審で憲法判断をしなかったことはおかしい。憲法判断をしないことは司法が逃げている」と盛んに言っていましたが、それらはあの手の原告や控訴人が言う常套句です。憲法判断が絡む場合は「ブランダイス・ルール」というものがあります。これは「憲法判断が避けられるのであれば避ける」というもので、法律の世界では定説です。今日の法廷で「憲法判断を避けるのなら理由をしめせ」と言っていましたが、「避けられるのであれば避ける」というのが日本の憲法学の本にも書いてあるくらいであり、何らおかしいものでもありません。陳述を終えた後、控訴人が控訴審になってから提出した証拠で、「ヘイトスピーチが酷くなった」などという記事などから取ってきたものを、５～６件出してきましたので、それを調べました。それで次はどうしますかということで、控訴人は「平和的生存権についてさらに申し上げたい」と言い、被控訴人は書面に「速やかに結審を求める」や「どう平和的生存権を定義付けようと、それは立たないことは明らかだ」等と書いてありますので、わざわざ口頭では言いませんが、裁判所に伝わるようにはっきりと申し上げてあります。それを踏まえて、裁判所は今後の進め方について合議するということで、裁判官が一度後ろの小部屋に入り数分後出てきました。控訴審については、我々は法律用語で「一回結審」と言っているのですが、これは裁判所が「今日のこの段階で結審します。判決言い渡しは〇〇日です」というパターンがあり、このパターンが控訴審の半分以上を占めていますので、民事の控訴審では一回結審になるかどうかが争点のひとつであり、これは裁判所の腹一つです。こちらとしては、一回結審にしてほしいが、控訴人が騒がないようにもう一回続行しての年内結審かなとは考えていました。合議が少し長引いたので、一回結審もあるかなと思っていましたが、裁判官が最初に控訴人に対して「その書面はいつ出しますか」と言ったので、続行ということが分りました。裁判長は１０月末に提出させて、１１月末に結審をしたかったようですが、予定が合わずに、１２月８日（木）午後２時からということになり、弁論期日が入りました。裁判長は、日程を決めた後に、控訴人に向かって、「次で結審でよろしいでしょうな」と尋ねて、控訴人も苦笑いをしながら、「結構です」と応じたので、先も見えずに進むことはなくなりました。それから控訴人の代理人が４人くらいと本人として僧侶と若者が意見陳述を行い時間を超過してもしゃべり続けたので、裁判自体が長くなってしまいました。そういう次第で、１２月８日に結審となりますので、おそらく判決は年度内ということが想定されます。今日のやり取りを見ていまして、裁判長は結論まで変える恐れはないとは思いますが、大阪高裁では傍論で違憲と書かれた過去もありますので、こちらの関心としても、そうなるのかならないのかという事が、関心事となります。まともな裁判所であれば、ならないと思います。これからは、意見書を見て反対書面を作成していく事になります。次回は竹野下が復帰して、力強く最終陳述をしてくれると思いますので、そういう活動を通じて、変な傍論を書かれないように、靖國神社代理人としても、最大限の努力をしていく所存ですので、これからも皆様方のご協力を宜しくお願いいたします。

	補助参加人徳永弁護士から報告冒頭に、「補助参加の申し出がありました」とありましたので、「これは却下かな」と思いました。地方裁判所と違い、高等裁判所の場合は補助参加の申し立てを却下したらその場で効力を持つとなっています。地方裁判所の場合は却下の決定が出ても、高裁・最高裁で確定するまでそこにいれる（＝補助参加人として参加出来る）という規程になっています。しかし、高裁の場合は勿論上告は出来るのですが、高裁での決まったことはその場で効力が発揮されるので、退廷しないといけません。ただ、あまりにも手際が良かったこともあり、「これは案外、一回結審するかな」という希望も持っていたので、気分的には暗くなることはなかったのですが、１時間もかかって、さらに続行ということを聞いた時は心配になりました。しかし、今先生のお話を聞きまして、進行協議で時間がかかったということは「一回でやめるべきだ」という考えの裁判官もいたという事ですので、先が見えて良かったなと思いました。今後は、同じような展開になるのを分っていて補助参加をするのかどうかという問題があるのですが、まだ出せていない委任状が沢山あり、それらを出さずに終わるわけにはいかないという事情と、裁判所にファイティングスピリットを見せて、どんなことをされても、我々はしがみ付いて、このおかしな裁判を早く終わらせてやるぞという気持ちを見せることも大事かと思い、次回も補助参加を使用と思っていますので、また宜しくお願いします。